再生可能エネルギー

ビル・ゲイツ氏も支援するクリーンテック企業、排出されたCO2から化学物質を生み出す

毎年、数億トンにおよぶプラスチックやポリエステルが、数億トンにおよぶエチレンから作られています。エチレンは現在、化石燃料から製造されており、CO2排出量が極めて大きな化学物質です。しかし、ダイオキシクル社というスタートアップは、化石燃料ではな…

プラスチックのリサイクルに中小企業はどう向き合うのか。事例とメリットを紹介

カーボンニュートラル宣言を筆頭に、近年ではその規模に関わらず、企業活動におけるサステナビリティの重視・地球環境保全は必須となっています。 特にプラスチック廃棄物の増加は主要な環境問題の一つであり、この課題に対処するためには、大企業だけでなく…

どうすればコーポレートPPAや自己託送を積極的に活用できるか

需要家が主導的に再エネを調達する手段として、コーポレートPPAや自己託送の活用が増えている。その急速な普及によって起こる、電源出力と必要需要の調整における課題とは?また、蓄電池などによる電力の制御や事業者間の連携による積極的な活用は可能だろう…

GHG排出量が中小企業に与える影響は?削減への取り組み方から算定方法まで紹介

GHG排出量とは、ある期間(例えば1年間)に大気中に排出された温室効果ガス(GHG)の量を指し、多くの場合、二酸化炭素換算トン(あるいはごくまれに炭素換算トン)で表されます。本稿でも以下でGHG排出量を「○○トン(t)」と表示した場合は、特に断りがない…

脱炭素のトレンド「オフサイトPPA」とは? 注目される背景からオンサイトPPAとの違いまで徹底解説

脱炭素社会への移行が世界的なトレンドとなり、企業活動においてサステナビリティの重視・地球環境への配慮はもはや必須のものになりつつあります。そんな中、企業や自治体が自らの施設や敷地内に再生可能エネルギーの発電設備を所有することなく再エネ電力…

企業の物流改革を担う富士物流。サステナブルな社会インフラを支える効率化+脱炭素推進の取り組みとは

社会インフラとして、人々の生活を支える物流。コロナ禍のEC需要拡大に伴う業界全体の需要の高まり、また昨今の物流ニーズの多様化やITの高度化などを背景に、物流の仕組みはこれまで以上に複雑かつ高度化している。従来の物流機能や倉庫機能で培ったノウハ…

メーカーとしての強い自覚が、率先した環境配慮を生む。2050年カーボンニュートラル実現を目指す、オカムラの「GREEN WAVE(環境配慮の波)」とは

あらゆる業界において脱炭素化への期待が高まっているなか、ひときわ先駆的に環境対策に取り組み、2050年カーボンニュートラル実現に向けて歩みを進める企業がある。オフィス家具、ストア什器などで知られる株式会社オカムラ(以下、オカムラ)だ。

脱炭素を実現する物流施設~オリックス不動産が開発、テナント企業へ100%再エネ由来電力を供給する取り組みとは~

広大な敷地に広がる、太陽光発電システム。実はここは物流施設の屋上だ。 気候変動への対策が世界的に求められる今、多くの企業が「脱炭素化」に向けて舵を切っている。その大きなカギとなりつつあるのが、「サプライチェーン(供給網)全体の脱炭素化」だ。自…

2023年に注目すべき七つの投資トレンド

おおよそ1年前の2021年9月頃は、誰もが経済のV字回復に期待していました。新型コロナワクチンが普及し、感染対策の規制が緩和されると考えていたからです。中には、コロナ禍は終息し、まもなく世界経済を含めてすべてが元通りになると楽観視する人もいました…

企業のサステナビリティ対応を支援するテクノロジー

世界中で、よりサステナブルな企業の製品を購入したいと考える顧客が増えていますが、すべての企業が、そのような期待に応える十分な努力ができているわけではありません。ただし、技術が発達したおかげで、サステナビリティへの配慮は以前よりもはるかに簡…

アメリカの「再生可能エネルギー100%」への進捗をチェック

アメリカの再生可能エネルギーは、この10年で4倍近く増加しました。 2011年と比べると、太陽光発電の発電量は23倍、風力発電は3倍に増えています。こうした急速な普及は、技術の進歩と規模の経済によるものです。州レベルの政策やインセンティブも、再生可能…

今知っておきたいFIP制度とは?FITとの違いから、注目される背景まで詳しく紹介

近年の急激な気候変動により、世界各地で自然災害が大規模化している現在、地球温暖化に大きく関係しているとされる温室効果ガスの削減は急務となっています。

太陽光発電所を自社にもつくれる?PPAモデル(第三者所有型)の仕組みと事例について紹介

2015年に採択されたパリ協定によって脱炭素化社会への動きが加速し、同年9月にはSDGsの17の目標が採択されるなど、近年になって地球環境の保全が世界的に重要なテーマとなっています。この状況は企業にとっても無縁とはいえず、ESG投資の枠組みが生まれるな…

太陽光発電EVの先駆けになれるか。オランダ発の電気自動車登場。

オランダの自動車系スタートアップであるライトイヤー社が、量産準備が整ったとして「ライトイヤー・ゼロ(Lightyear 0)」を公式発表しました。これは太陽光発電で充電する電気自動車(EV)で、従来型の充電器に接続しなくても最大で7カ月、走行可能とされ…

環境配慮を経営に組み込む。脱炭素化を加速するコマニー、ホクショーの取り組みとは

地球温暖化、気候変動問題の解決に向け、化石燃料から再生可能エネルギー(以下、再エネ)への移行が世界的に加速している。業種・企業規模を問わずに企業に対する脱炭素化への期待が高まるなか、先進的な対策を推進する企業は、どのような方針のもと取り組…

「再生可能エネルギーで稼働する基地局」は普及するか?アメリカの事例を紐解く

米ミシガン州ブライトンを拠点とする新興企業のアラデータム社は、人里離れた土地に設置可能な「基地局」を設計しています。再生可能エネルギーで稼働し、電力網につなぐ必要がないという優れものです。

人手不足・脱炭素・省スペース化など、物流業界における課題解決の「今」が集結~「関西物流展 2022」に見る、オリックスグループの総合的な物流ソリューションとは~

私たちの生活を支える社会インフラとして、欠かせない存在である物流。EC市場の成長により宅配便のニーズが高まる一方、慢性的な人手不足への対応、脱炭素、省スペース化など、業界の課題は近年、高度・複雑化を増しており、それらの解決に頭を悩ます企業も…

「窓」で発電する太陽光パネル技術がアメリカで誕生

アメリカのコロラド州ボルダーに最近建設されたオフィスビルの屋根には、太陽光パネルが設置されています。この建物の最大の特徴は、世界初のソーラーウィンドウ技術が導入されていること。一見普通の窓に見える透明なパネルが、目に見えない形で電力を作り…

再エネ普及の鍵となる、送電効率向上のためのイノベーション

アメリカでも、再生可能エネルギーの利用は拡大しており、2020年には風力や太陽光などが発電量の約20%を占め、2000年と比較すると90%増加しています。しかし、送電網インフラ整備は遅れています。大半の送電線は1908年から使用されているもので、簡易かつ…

電力の共同購入始まる。小口購入可能なアメリカの「仮想PPA」

企業の電力購入契約(PPA)は2018年に記録的な増加を見せ、同年8月までの再生可能エネルギーは世界全体で7.2ギガワットに達し、2017年よりも2ギガワット近く上回りました。100%再生可能エネルギーを公約する企業が増える中、再生可能エネルギー調達の動きは…

2030年までに世界のCO2排出量を半減させるには?

EPRIによると、2030年までに米国経済全体のCO2排出量を50%削減するためには、各産業や政府は計画を徹底的に見直す必要があり、さらに炭素回収など開発途上の技術を使わずに実現しなければならないとしています。

日本でも進む脱炭素化へのチャレンジ。企業のCO2削減に寄り添うオリックス

今や企業が社会課題に対して主体的に取り組むことは、自然な流れとなっています。 真の意味でのサステナビリティ(持続可能な社会)にいかに貢献できるかが、企業に期待される価値であり、その傾向は年を追うごとに強まりつつあるのではないでしょうか。

進化するごみ処理、バイオマス発電が切り拓く地球環境の未来

地球環境にまつわるごみ問題。日本全国にあるごみ処理施設はごみを燃焼させる焼却処理が主流ですが、世界的に高まるサステナビリティへの関心から、可燃ごみをエネルギーとして再利用するという、新しい潮流が生まれています。バイオマスによる再生可能エネ…

温室効果ガス削減に世界が動く。 未来にツケを回さないためにできることとは?

近年、気候変動(地球温暖化)対策として、各国が「温室効果ガス削減」に取り組んでいる。経済発展と温室効果ガス削減を両立するためのカギとなるのが、「再生可能エネルギー(再エネ)」だ。京都大学大学院経済学研究科 特任教授の安田陽先生は、「再生可能…

進む風力発電部品の完全リサイクル化

GEの再生可能エネルギー部門は、2020年3月に採択されたEU(欧州委員会)のサーキュラーエコノミー行動計画に貢献する取り組みの一環として、欧州における風力タービンのリサイクルと再利用を目的としたパートナーシップ契約を2件締結したことを発表した

埋め立て地が生み出す新たな再生可能エネルギー

埋め立て地で発生するガスを、再生可能天然ガス(RNG:Renewable Natural Gas)に変換する技術で欧州をリードするワガエナジー社は、RGMRM(Mauricie Residual Materials Management Board)と連携し、カナダのケベック州の埋め立て地にカナダでは初となるガ…

世界有数の再生可能エネルギー調達企業Facebook社が100%再生可能エネルギー化を達成

Facebook社は2021年4月15日、「2020年時点における事業活動に必要な全エネルギーに相当する再生可能エネルギーを確保した」と発表しました。 同社は、米国18州および5カ国で6.1GW以上の風力・太陽光発電の契約を結んでいます。契約したエネルギーのうち、現…

コミュニティーバッテリーとは?オーストラリアのエネルギー消費者にどんなメリットをもたらすのか?

イーロン・マスク氏が南オーストラリア州に巨大なバッテリーを建設して以来、オーストラリアではバッテリー業界に過去最大の注目が集まっています。労働党は、次の選挙で勝利した場合、国中に何百もの「コミュニティーバッテリー」を設置する資金を提供する…

普段使っている電力を、再生可能エネルギーに切り替える台湾発のベンチャー企業

ESG(環境、社会、ガバナンス)を重視する投資家や株主が増え、再生可能エネルギー(RE: Renewable Energy)などのサステナビリティにアプローチする事業への取り組みは、もはや企業の社会的責任や広報活動という枠にとどまらなくなっています。 RE100は、10…

気候変動への対策を求める消費者の声に企業はどう対応すべきか

2021年の今、世界は気候変動との闘いにおいて重大な転換期にあります。善い行いを長年進めてきた民間企業は、サステナブルなビジネス慣行を実行すべきというさらなるプレッシャーに直面しており、その傾向は高まる一方です。そうしたプレッシャーは、企業姿…

グローバル企業の再生可能エネルギー調達動向

このニュースのポイント Amazonは2021年2月はじめ、単独企業による洋上風力発電からの電力調達としては過去最大規模となる、オランダ沖の洋上風量発電からの380MW規模の電力購入を発表しました 。ドイツ沖の250MWの洋上風力発電の電力購入契約(PPA)を発表…

グリーン産業革命の現在地

スコットランド発のクラフトビールメーカーであるブリュードッグ(BrewDog)は、スコットランドの高地で、泥炭地の復元や天然林の造成に取り組んでいます。しかし、これはカーボンニュートラルという壮大なミッションに向けた一つの取り組みにしか過ぎません…

急成長するスコットランドの風力発電に熱い視線が集まる

ハイウインド洋上風力発電所はスコットランド最東端に位置するピーターヘッド沖15マイルに位置し、北海油田の発見以来、イギリスで最も劇的なエネルギー革命の先陣を切る存在です。 この世界初となる浮体式風力発電所は、ノルウェーの国営石油大手エクイノー…

再生可能エネルギー由来の電力に100%切り替えた、イギリスの大手電気通信事業者

BTグループ(英国ロンドンに本社を置く大手通信事業者)は、世界各地の自社の拠点において、100%再生可能エネルギー由来の電力での運営を実現したと2020年11月に発表しました。グループ全体の合計で、英国内で最も多くの電力を調達しているという同社は、グ…

工作機械の世界的メーカーがカーボンニュートラルを目指す理由

工作機械メーカーのDMG森精機株式会社は2020年4月から、東京グローバルヘッドクォータの電力を、「カーボンフリー(CO2排出量ゼロ)」の電力に切り替えた。グローバルに展開する業界最大手が環境への取り組みを強化する背景には、どのような事情があるのだろう…

イギリスの就職前線とグリーンジョブ~環境分野でキャリアを歩むには?~

英国北西部にある都市プレストン出身で、大学を卒業したばかりのレア・ベネットさん(23歳)は、「社会をよりよくしたい」と考えさまざまな活動をしてきました。その内容は、海岸の清掃ボランティアや、アマゾン森林火災の裏にひそむ政治工作に関する調査、…

再生可能エネルギーへの投資が経済復興の答えになるか。オーストラリアの挑戦

オーストラリアは、再生可能エネルギーを活用する国として他国に類を見ません。2020年、オーストラリアを襲った山火事と新型コロナウイルスの感染拡大は、地域の経済に大きな打撃を与えましたが、再生可能エネルギーはこの危機を乗り越えるきっかけになるか…

太陽光発電所はつくっておしまい?再生可能エネルギーをもっとサステナブルに!

SDGs(※1)に代表されるように、持続可能な社会の実現は、今や地球規模で早急に取り組まなければならない課題です。その流れに呼応するように、太陽光、地熱、風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーによる発電事業はますます注目を集めています。 オリッ…

マイクロソフトの気候変動への壮大な挑戦「カーボンネガティブ」

2020年1月、マイクロソフトの社長ブラッド・スミス氏が気候変動に対する「ムーンショット(人類初の月面着陸の実現のように人々を魅了する野心的な目標のこと)」計画を発表し、多くの称賛を集めました。 アマゾンやウォルマートなどの大企業がカーボンニュ…

オーストラリア森林火災から教訓を得た再生可能エネルギー普及策

オーストラリアに本社を持つソフトウエア開発ツールを提供する「Atlassian(アトラシアン)」の共同創設者であり、 地球温暖化防止策を推進しているマイク・キャノン=ブルックス氏夫妻は、山火事や洪水などの自然災害で送電網が切断された地域に太陽光発電・…

「牛」の力でトラックが動く?

2021年以降、英国の百貨店ジョン・ルイスの何百台もの輸送トラックが、「牛」の力で動くようになります。ディーゼル燃料を廃止し、カーボンニュートラル(CO2排出量が実質ゼロになること)な牛のふん尿を活用した燃料に切り替えるためです。 ジョン・ルイス…

ジェーン・グドール博士が教える 気候変動解決への四つの課題

私は、イヌイット族の老人たちと一緒にグリーンランドの大きな氷崖のそばに立ち、水が滝のように流れて氷山が分離していくのを眺めたことがあります。キリマンジャロ山の氷河が小さくなっていくのを目にしたこともあります。そしてアフリカやカリフォルニア…

クリーンな自家発電で気候変動に強い電力インフラを目指すカリフォルニア州

米国全土で、山火事などの気候変動による災害の頻度は増加し、その破壊力も大きくなっています。そうした「新たな異常事態」に直面しているカリフォルニア州では、電力システムの脆弱(ぜいじゃく)性が明るみに出ており、非常時への備えとしてクリーン電力…

風力・太陽光発電のコスト低下 普及拡大に期待

(Bloomberg Opinion)--気候変動が進み重苦しい雰囲気が漂う中、ちょっとした明るい知らせが舞い込んでいます。再生可能エネルギーを取り巻く経済状況が急激に向上しているのです。特に陸上風力発電やメガソーラー発電にその傾向が強く見られます。アメリカ…

究極の裏方「電力」と地球の未来をインフォグラフィックで読み解く

ここ数年、日本各地で集中豪雨などの自然災害が頻発し、大きな被害を引き起こしている。異常気象が続く中で、環境問題への関心も高まってきた。地球環境を守りながら生活するために、私たちには何ができるのか。

世界のサステナブル建築3選

エネルギー消費とCO2の排出を抑えながら、美しく魅力的な建物を作る。それは、優秀な頭脳を結集させたものであり、時には私たちの生活空間や作業空間に対する考え方を変えてしまいます。

スイスの事例から学ぶ、ゼロエミッション社会に向けた五つの具体策

スイス連邦材料試験研究所(EMPA)の研究者であるマーティン・リュディシュリ氏、シナン・テスク氏とウルス・エルバー氏は、スイス国内の電力を非化石燃料のみで賄うのに必要な条件について研究を進めてきました。彼らが導き出した結論の一つが「夏には再生…

チーズの廃棄物で4,000世帯に電力供給できる?!

しっとりした食感が特徴のウェンズリーデールチーズは、テレビアニメ『ウォレスとグルミット』の二人の大好物。そのウェンズリーデールチーズの廃棄物が近い将来、再生可能な「バイオガス」の原料として利用され、英国・ヨークシャー地方の何千世帯もの家々…

オークニー諸島は英国の再生可能エネルギーの鍵

[Publisher] Clean Technica この記事はCleanTechnicaのスティーブ・ハンリーが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@newscred.comにお願いいたします。 現実は必ずしも理論…

オリックスが考える再生可能エネルギー事業の勝算

地球温暖化への対策や電力の安定供給が世界的な課題として注目を集める中で、一見、環境エネルギーとは無縁とも思えるオリックスが、重点分野のひとつとして再生可能エネルギー(以下、再エネ)による発電に取り組んでいる。 オリックスは、1990年代に環境エ…

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