持続的な成長を支える
人材戦略オリックスにとって、最も大切な財産は「人」です。
国籍、年齢、性別、職歴問わず、多様な人材を受け入れることで多様な価値観や専門性による「知の融合」を図り、
新たな価値を生み出す「Keep Mixed」という考えのもと、社員それぞれの能力、
専門性を最大限に生かせる職場づくりを目指しています。

働きがいのある職場づくりの一環として、多様な働き方を尊重し、社会情勢に先駆けた形で職場環境の整備、人事制度の改革を行っています。また、チャレンジする人にチャンスを与え、グローバルで活躍できる人材の育成を強化しています。
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Creativity
絶えず新たなビジネスを
自ら創り出す人材 -
オリックスは、事業を通じて社会に貢献していきたいと考え、世の中のニーズを察知し、常に新しいビジネスを追求するため、さまざまな個性を持った人材が知恵を出し合いながら、先進的な商品・サービスを提供してきました。これからも、社会に必要とされる企業であるために、固定観念にとらわれることなく、柔軟性を持ち、絶えず新たなビジネスを自ら創り出す人材を求めています。
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Challenge
「高い専門性」を身に付け、
「チャレンジ」し続けられる人材 -
新しいビジネスを創り出すためには、社員一人一人が失敗を恐れず、新しいことに「チャレンジ」しようと思う前向きな気持ちが大切だと考えています。また、私たちの舞台には、さまざまな専門性が必要とされているため、それぞれのキャリアの中で高い専門性を身に付けながら、常に新しいことにチャレンジし続けられる人材を求めています。
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Team Play
多様な価値観を認め、周囲を巻き込みながら主体的に行動できる人材
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オリックスは、幅広い専門性を持つ事業部門同士で知恵を出し合い、チームプレーを駆使することで事業を広げてきました。そのため、多様な価値観を認め、周囲を巻き込みながら主体的に行動し、チームプレーを発揮できる人材を求めています。
ダイバーシティ&インクルージョンの推進
世の中の環境変化に伴い、働き方の多様な選択肢へのニーズがますます高まっています。社員がそれぞれの能力や専門性を最大限に生かしながら、ライフイベントに応じた多様な働き方ができるように、ダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。
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女性活躍推進
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オリックスでは、男女雇用機会均等法が施行(1986年)される以前の1982年から、大卒の女性を総合職として採用し始めるなど、いち早く女性の活躍推進に取り組んできました。それに合わせて人事制度も拡張してきましたが、制度の拡充だけでなく、戦略的に社員の意識改革を促す取り組みも積極的に行ってきました。オリックス(株)の女性管理職比率は、2014年3月末時点の18%から2021年3月末には26.2%となっています。今後も女性のキャリアアップ・役割拡大・能力発揮のためのキャリア支援策を強化し、女性活躍推進を継続して進めていきます。
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シニア社員の活躍推進
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健康寿命の伸長や、年金の支給開始年齢の引き上げなどに伴う経済的な理由により、シニア社員の就労意欲は高まっています。また、企業にとってもシニア社員がこれまでの業務で培った知識やスキルは、貴重な財産です。オリックスではシニア社員が安心して働ける環境を整えたいと考え、2014年4月に定年を60歳から65歳に引き上げました。多くの経験や専門性を持つシニア社員がチャレンジを続け活躍してもらうことが、企業の組織力や活力を高めることにつながると考えています。
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障がい者雇用推進
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オリックスでは、障がいを持つ社員が働く喜びや成長を実感し、チャレンジ精神をもって生き生きと輝ける職場を目指しており、そのために障がい特性に応じたサポートを行っています。例えば、聴覚障がいを持つ社員に合わせて、面談や健康相談時、新たな業務の説明や会議を行う際など必要に応じた手話通訳者の手配、相互理解を促進するための管理者向け研修や社員向け手話研修の実施、職場におけるコミュニケーション改善のための支援機器の貸与などを行っています。
2007年4月には「オリックス業務支援株式会社」(特例子会社)を設立し、2021年4月現在74人の障がいを持った社員が在籍しています。グループ各社から書類の発送、保管文書の電子化、封入作業などの定例事務業務を受託し、作業工程を細分化することにより、障がい特性に応じた作業分担と業務効率化を推進しており、グループ各社の業務に寄与しています。事務業務以外にも、社員向けカフェ運営、職場環境の美化サービス、営業車両の洗車・点検業務など新しい業務にもチャレンジを広げています。
2020年8月からは公益財団法人東京しごと財団が主催する職場内障害者サポーター企業として登録をしています。
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キャリア採用・海外での新卒採用
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オリックスは、事業の変化に応じた多様な人材を確保するために、キャリア採用や海外での新卒採用にも注力しています。会社設立時より積極的にキャリア採用を進めており、その前職は金融だけではなく、製造業、コンサル、商社、不動産、サービスなどさまざまです。2021年3月期に入社した社員の58%がキャリア採用※です。また、2016年からは日本国内の留学生だけではなく、中国、台湾、韓国の大学でも新卒採用を実施するなど、多様な価値観を持つ学生の採用に力を入れています。
- オリックス、オリックス・レンテック、オリックス自動車、オリックス・クレジット、オリックス不動産、オリックス・システム、オリックス銀行、オリックス生命保険、オリックス環境、オリックス債権回収の国内10社合計。
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価値ある職場づくり
価値ある職場とは、社員が健康的に安心して生き生きと働き、それぞれの能力が最大限に発揮できる働きがいのある職場環境です。すべての社員にとって価値ある職場となるよう、さまざまな取り組みを推進しています。
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職場改革推進
プロジェクト -
2016年10月、CEO 直轄の「職場改革推進プロジェクト」が発足しました。生産性高く働くことを目指し、多様な働き方を認め合う文化を醸成していくことをプロジェクトの目的とし活動を推進しています。
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従業員満足度調査
(モラルサーベイ) -
オリックスでは、社員とのコミュニケーションを大切にするため、さまざまな取り組みを実施しています。社員が仕事に対して日ごろどのように感じているのかを調査し、今後のさまざまな人事施策等に生かすために、2004年以降、従業員満足度調査(モラルサーベイ)を導入し、2016年以降の年次調査では、主要グループ10社(オリックス、オリックス・レンテック、オリックス自動車、オリックス・クレジット、オリックス不動産、オリックス・システム、オリックス銀行、オリックス生命保険、オリックス環境、オリックス債権回収)の社員を対象に実施し、調査結果を社内に公開しています。
調査結果から得られた社員個人の意見は、すべて匿名で扱われた上で、オリックスグループ各社、オリックス株式会社各本部の満足度等がどのようなトレンドになっているのか把握するため、年に1回グループ執行役員会へ報告されます。また、従業員満足度調査の結果は、オリックスグループの人事施策決定の参考として、あるいは現在実施している人事施策の効果の検証に利用されています。
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職場環境の充実
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オリックスグループでは多様な価値観を持った社員が健康的に安心して働くことができる職場作りを推進しています。国内外の法令遵守にとどまらない過剰な労働時間の削減に取り組みます。日本国内では「36協定」を遵守します。
オリックスでは、生産性向上と長時間労働の是正を目的に、2017年4月から終業時間を17時20分から17時へ変更しました。また、年次有給休暇取得率※が80%以上となるよう促す施策として、社員のリフレッシュを目的としたリフレッシュ休暇取得奨励金制度を新設しています。
- 年次有給休暇取得率=1年間の年次有給休暇取得日数÷当年度に新たに付与された年次有給休暇日数
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仕事と家庭の両立支援
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仕事と家庭の両立を支援するため、結婚、出産、育児、介護などのライフイベントに応じた柔軟な働き方を実現するためのさまざまな制度を設けています。
また、制度面での支援に加え、両立のための心がけなど、より具体的な悩みに応えるべく、出産・育児休職者向けのセミナーを行っています。2016年度からは育児中の社員を対象とした夫婦で仕事と家庭の両立を考える夫婦参加型育児セミナーや、家族の介護に関する介護セミナー等も実施しています。
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