キャリア紹介Career Interview

オリックス自動車を選んだ理由

「カーシェアリング」という
新たなビジネスの可能性に引かれて。

私は大学卒業後にコンビニ業界に就職し、店長、SV（スーパーバイザー）、店舗開発やマーケティングに従事しました。2000年代に業界再編が激しくなり、新規ビジネスの創出は難しい環境下にありました。ちょうど同時期、カーシェアリングという新しいビジネスを耳にしました。今でこそ国内に100万人を超える利用者がいますが、当時はまだ1〜2万人程度でした。新規ビジネスに積極的に挑戦していきたいと思い、転職を決意しました。新規ビジネスを立ち上げる際、スタートアップ企業の場合は経営者の手腕や、資金力に左右されてしまうケースがあります。その点、オリックス自動車の安定した基盤と、新規ビジネスに積極的な姿勢は魅力的に映りました。最終的に入社を決めたのは、本部長から面談で言われた、「進め方は任せる。その代わり、成果への責任感は持ってほしい」という言葉でした。やりたいことをやって成果を出す。シンプルでやりがいの持てるオーダーに、何としてもこのビジネスを成功させたいと気持ちが高まり、入社を決意しました。

現在の仕事内容

オリックス自動車の強みを生かし
真に価値ある新規ビジネスを創出する。

現在は黎明期を過ぎ、過渡期を迎えているカーシェアリングに対して、リース、レンタカー事業のノウハウを組み合わせながら、新しいビジネスモデルの企画、商品化に取り組んでいます。10年近くこのビジネスを見てきた今、基本に立ち返りお客さまが本当に求めているものを形にするアプローチで検討しています。たとえば、カーシェアリングを利用することはお客さまの最終的な目的ではなく、手段の一つです。どこかに行きたいという目的があり、「目的を達成するためにはどのようにクルマを利用することが最適か」という視点で検討し、カーシェアリングを選択します。携わる期間が長くなるほど、どうしても事業者視点になりがちですが、収益をどうあげるかという考えを見直し、お客さまにとって真に利便性が高いビジネスモデルを追求しています。オリックス自動車の強みは、何といってもリース、レンタカー、そしてカーシェアリングの3つのビジネスと、それに付帯するさまざまな車両管理サービスを展開していることです。お客さまの価値観やニーズは日々変化するため、幅広いサービス領域を通して培った知見を生かし、オリックスグループをはじめとした他社との連携を深め、さまざまな可能性を模索していきたいと思っています。

転職の経験から得たこと

刺激し合える仲間との会話から
新たなビジネスが生まれる。

現職ではオリックス自動車にとどまらず、オリックスグループ各社と協業する機会が多く、アンテナを広く張り情報を集める能力が自然と身に付きました。入社当時、上司からはよく「グループのつながりを大切にしよう」と言われていましたが、正直あまり理解できていませんでした。しかし10年近く過ごす中で、グループ各社の社員との何気ない会話がヒントになること、困った時に頼れる先がたくさんあることの重要性を実感する機会が多くありました。新規ビジネスを検討する際にも、日々カーシェアリングを使っている方はもちろん、使っていない方の意見も参考になります。グループの垣根を超えていろいろな方と会話し、新たな視点で情報に触れた結果、新規サービスの素案が生まれることもあり、とても魅力的な環境であると感じます。

近年はカーシェアリング単体ではなく、モビリティ事業全体の将来を視野に入れるようになりました。クルマを購入して乗る時代から、目的地に行くには電車・バス・タクシー・レンタカー・カーシェアリング、そしてシェアサイクルなども組み合わせて移動するなど、手段の選択肢が次々に増えています。最近では、大手自動車メーカーもサブスクリプションサービスをスタートさせました。私たちはもともと新車の販売というビジネスは行っていませんが、将来的には販売をメインとしてきた自動車メーカーとも競合していくことが予想され、今後新しい領域にどのように関わり、事業やサービスをどう組み合わせてお客さまにお届けできるかが問われています。
これからも「新しいことに挑戦したい」という気持ちを足がかりに、お客さまに「このサービスって便利だな」「オリックス自動車ってすごい」と感じていただくことを目指し、日々新しいビジネスについてディスカッションを重ねていきたいと思います。