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事業の醍醐味

プロジェクトストーリー(2)<br>キャリアコンバータ導入 キャリアコンバータ導入 新しいツールの導入で、ビジネスの心臓部となるコンテンツの開発・保守体制を強化。

石山 裕子(クレジット担当グループ/SE)

石山 裕子(クレジット担当グループ/SE)

経済学部を卒業後、2005年4月オリックス・システムに入社。オリックス・クレジット(株)の担当SEとしてサイト構築・保守を担当。今回のプロジェクトではサブリーダーとして関わる。

プロジェクト概要
オリックス・クレジット(株)のモバイル用会員サイトは、記述言語が異なる各携帯キャリアやスマートフォン向けに複数のサイトが存在していた。これを統合し、1つのサイトとするために「キャリアコンバータ」という新たなツールを導入することとなった。

非効率な開発・運用の状態が続く。


モバイルサイトの開発・保守に長く携わり、内容を熟知している石山。

ユーザーは、CMでもおなじみの「VIPローンカード」を運営するオリックス・クレジット(株)。同社は店舗を持たず、Webからの集客や他金融機関との提携のみで事業を展開することでローコストオペレーションを実現。利用者にとって条件の良いサービスを提供しているのが最大の特徴だ。

だからこそ、携帯電話やスマートフォンからローンの新規申込や返済ができるサイトは、ユーザーにとってサービスの生命線とも言える存在であるのだが、当時の現状としては各通信キャリアごとに記述言語が異なり、サイト上でアプリケーションを動かすためには通信キャリアごとに別々のサイトを開発・運用しなければならない状況にあった。

これでは何か機能変更があるたびに、全てのサイトで開発・検証する必要があり、コストはもちろん時間的にも大きなロスが生じてしまう。「いわゆるガラパゴスケータイの場合、機種依存の文字もたくさんあって、とにかくかかる手間が膨大でした」。入社以来このサイトの開発・保守に携わってきた石山はそう語った。

スピードアップ+コスト・工数の削減を目指す。


「現状よりもっといい方法があるはず、と疑問に感じる姿勢がエンジニアには必要です」

そこで石山たちがユーザーに提案したのが、ひとつの通信キャリア向けに開発したサイトを自動的に他通信キャリア向けに変換するツール「キャリアコンバータ」の導入だった。これなら開発・検証の手間が大幅に削減でき、スピード感あるリリースもできるはずだ。

石山「ユーザーからは、コスト削減以上に開発スピードアップへの期待が大きかったですね。法改正や新サービス開始など、リリースには必ず締切があります。このプロジェクトを成功させれば、ユーザーは余裕を持ったサービスインが可能になり、私たちは業務効率が向上する。お互いがWin-Winになれる、大きなメリットがあったのです」。
こうして2012年10月、このプロジェクトはスタートした。

想定通りにいかないことは、次々と出てくる。


オリックス・クレジット(株)のモバイル用申込ページ。操作性にも気を配った。

プロジェクトメンバーは約10名。ユーザー部門の担当者と、協力会社4社。その間に立ち、全体をコントロールする石山たちオリックス・システムのメンバーが3名といった布陣だ。協力会社は4社は「サイト開発」「モバイルアプリ開発」「サーバ環境構築・運用」「キャリアコンバートツール提供」と、それぞれの強みを持っていた。

しかし、実際にプロジェクトがスタートすると課題がいくつも見えてきた。例えば、各協力会社が作成しているプログラム間の連携がうまくいかない。また、機種によってきちんと自動変換しない絵文字が想定以上にあった。石山たちクレジット担当は、問題点を整理し、プログラムの連携における課題解決を図る。絵文字変換に関しては、テストを繰り返して一つずつ問題点をつぶしていった。

「想定外」が次々と出てくる中で、時間は刻一刻と過ぎていく。予定どおり2013年5月にサービスインを迎えることは出来たが、納期まで余裕があったはずの時間はぎりぎりまで使い切っていた。

今後の開発工数を1/4も削減することが可能に。


同じクレジット担当グループの職場で働く後輩と。

このプロジェクト自体では予定以上に作業が発生してしまったが、導入時に問題点をしっかり潰せたこともあり、今後のモバイルサイト開発ではこれまでよりも1/4以上の工数削減を実現できる見通しがついた。ビジネススピードを重視するユーザーであるだけに、この成果は大きい。

「今後新たなモバイルアプリケーションを開発する際には今回のプロジェクトでツールを導入した成果が表れるはず。ノウハウも蓄積し、どんどん開発効率がアップできるよう結果を出していきたいですね」。そう話す石山の表情には、期待に満ちていた。

新基幹システムの基本構造

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