ニュースリリース

ドトールコーヒーのパートタイム労働者向け退職金制度を運営受託
~当社独自の確定給付企業年金制度(選択付)が飲食業界で初めて採用~

2017年09月26日

オリックス株式会社

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、株式会社ドトールコーヒー(本社:東京都渋谷区、社長:星野 正則)のパートタイム労働者向け退職金制度を構築し、本制度の運営を受託開始しましたのでお知らせします。

 本制度は、総合型確定給付企業年金基金「ベネフィット・ワン企業年金基金」を活用した加入選択型の従業員退職金制度です。本制度導入により、ドトールコーヒーの直営店で働くパートタイム労働者は、「給与または賞与の一部(月額最大20,000円)を積み立て、将来に積立額等を退職金として受け取る」というこれまでにない選択肢を行使することが可能になります。確定給付企業年金制度において従業員が給与等の受け取り方法を選択できるのは当社独自のスキーム(※)で、パートタイム労働者も対象とした本制度の採用は飲食業界で初めてとなります。

 少子高齢化に伴い労働力の確保が喫緊の課題となる中、従業員の雇用環境の改善や待遇向上に取り組む企業が増えています。これまでは主に正社員向け福利厚生の一環として本制度を導入する企業が中心でしたが、近年ではパートタイム労働者の待遇向上を目的として本制度の導入を検討する企業が増加傾向にあります。導入企業は、パートタイム労働者を正社員と同一待遇に近づけることで、未導入企業と比べ労働力確保の観点において優位になることが期待できます。また、パートタイム労働者は、選択した積立額が所得から除外されるため、年収制限に関わらず年間労働時間を増やすことが可能になります。本制度は企業とパートタイム労働者双方のニーズに合致したものであり、今後、特にパートタイム労働者の確保に注力する業界において導入が進むものと考えています。

 オリックスは、今後も本制度をさまざまなお客さまにご提供することで、企業の安定した労働力確保および従業員の雇用環境の改善に貢献してまいります。
※退職時に一時金を受け取ることができる確定給付企業年金において、従業員の意思で加入を選択できる制度を提供しているのはオリックスだけです。

「ベネフィット・ワン企業年金基金の特徴」

制度 ベネフィット・ワン企業年金基金
(確定給付企業年金)
資産運用 団体年金保険一般勘定100%
(元本保証・最低利回り保証)
積立金受取 退職時一時金もしくは加入期間20年で年金受取
制度加入 70歳未満の厚生年金被保険者
運用リスク 企業負担
予定利率 10年国債の応募者利回り3年平均と5年平均のいずれか低い率
(毎年7月改定)
積立額の限度 法令上無し
(導入企業ごとに設定)
会計上の取扱 複数事業主制度の例外処理で債務認識不要
(確定拠出企業年金と同様の処理)


「ベネフィット・ワン企業年金基金全体の加入者数・事業所数推移」
選択制および非選択制(厚生年金基金、中退共、適格退職年金などからの移行)の合計

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お問い合わせ先

<本件に関するお問い合わせ先>

グループ広報部 橋本・石井・長谷川 TEL : 03-3435-3167
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