ニュースリリース

ブラジルで不動産証券組成・資産運用会社を買収
~中南米での資産運用ビジネス拡大を目指す~

2016年12月16日

オリックス株式会社

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、米国現地法人ORIX USA Corporation(以下「OUC」)を通じて、2016年12月14日にRB Capital Empreendimentos S.A.(本社:ブラジル・サンパウロ、以下「RB Capital」)の発行済み株式の68.3%を取得しましたのでお知らせします。

 RB Capitalは、1999年に設立され、不動産証券化、アセットマネジメントおよび不動産関連投資を手掛ける企業です。不動産証券化商品の累積発行額約230億レアル(約8,000億円)はブラジル国内で第1位、アセットマネジメント部門の運用資産約26億レアル(約900億円)は同第9位の規模を誇ります。ブラジルの不動産証券化市場におけるパイオニア企業として、高い知名度により広範な顧客基盤や投資家基盤を有しています。

 ブラジルは日本の約22.5倍の国土と2億人以上の人口があり、世界第9位かつ南米最大の経済規模を有しています。ブラジルの経済状況は、政治的混乱などから一時的な停滞を余儀なくされているものの、国民の約半数が中間所得層であり、中長期的な経済成長が期待されています。不動産市場では、近代的な大規模賃貸物件が不足する物流倉庫や、厚い若年人口を背景に将来的な需要が期待される住宅物件などに、中長期的な成長への期待が集まっています。こうした背景を受けて海外投資家による再投資の動きも活発化しつつあり、今後、資金調達需要および運用資産は伸びていくと考えられています。

 オリックスは、OUCを中核に、北米でのアセットマネジメントを中心とした手数料ビジネスや戦略的なPE投資を拡大しています。また、南米においては、2012年に投資会社ORIX Brasil Investmentosを設立し、さまざまな投資機会の探索を進めています。今後はRB Capitalを中南米での投資・資産運用ビジネスのプラットフォーム企業と位置づけ、OUC統括の下、ブラジルのみならず中南米各国における投資機会を探索し、北米・中南米全体を通じた事業の拡大を図ってまいります。

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