ニュースリリース

事業者連携による一般廃棄物処理の広域ネットワークを構築
~大栄環境グループおよびDOWAエコシステムと連携~

2016年02月12日

オリックス資源循環株式会社

 オリックス資源循環株式会社(本社:埼玉県大里郡寄居町、社長:花井 薫一)は、このたび、大栄環境ホールディングス株式会社 (本社:兵庫県神戸市、社長:金子 文雄)、DOWAエコシステム株式会社(本社:東京都千代田区、社長:佐々木 憲一)と、一般廃棄物処理の受託時におけるネットワーク体制を構築しましたのでお知らせします。

 オリックス資源循環は、埼玉県寄居町において廃棄物高度処理施設(ゼロエミッション施設(*1))をPFI事業として運営しています。最先端の熱分解ガス化改質方式を採用しており、廃棄物を約2,000℃で溶融し、完全に再資源化できることが特長です。再資源化物質としてスラグやメタルなどを回収するほか、精製合成ガスを敷地内の発電施設で高効率発電の燃料として利用しています。処理能力は、民間施設として国内最大級の日量450トンで、工場や事業所から排出される産業廃棄物だけでなく、埼玉県内および近隣の市町村から家庭ごみなどの一般廃棄物を受け入れています。

 家庭ごみなどの一般廃棄物は、通常、各市町村が所有する施設で処理されていますが、特に施設の老朽化による大規模修繕、建て替え、トラブル発生などにより運転を停止させる場合や、災害の発生により処理能力を超える廃棄物が発生した場合などでは、許可を持つ民間事業者に代替処理を委託するなど、市町村が抱えるごみ処理課題に応じて民間の処理施設を活用するニーズが高まっています。一方で、このような処理の受託時には、短期間に大量の処理を求められる場合が多く、一社単独での処理能力を超えるなど、十分な対応ができないことが懸念されます。

 本取組により、国内最高水準の廃棄物処理施設を所有する3社が連携し、バックアップ体制を構築することにより、広域で安定した民間処理委託(*2)スキームの提供が可能となり、各市町村の事業継続計画(BCP)の実現に寄与してまいります。
 この連携を機に、3社は『社会インフラの一員』としての一翼を担ってまいります。

(*1) 廃棄物を原材料などとしてすべて有効活用することで、不要は排出物を一切出さないこと。
(*2) 実際の受入の際には、管轄市町村との事前協議が必要となります。

 

お問い合わせ先

<本件に関するお問い合わせ先>

オリックス株式会社 グループ広報部 藤井・堀井 TEL : 03-3435-3167
このリリースのPDF版を見る

2016年のニュースリリース一覧へ

ページの先頭へ

ページの先頭へ