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ニュースリリース 2015年

2015年12月21日

オリックス株式会社

米国の次世代大型蓄電池ベンチャーに出資
~新たな蓄電技術に投資し、エネルギー事業の拡大を推進~

 

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、米国の次世代大型蓄電池の研究開発・製造を手掛けるベンチャー「UniEnergy Technologies LLC」(本社:米国シアトル、以下「UET」)に出資しましたのでお知らせします。UETの100%持ち株会社が第三者割当により議決権付優先株式を発行し、オリックスが一部を引き受けることで、当該持ち株会社の議決権10%を保有します。

 UETは、米国エネルギー省パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)で次世代バナジウム電解液を発明した研究者2名が2012年に設立したベンチャー企業です。PNNLが保有する次世代バナジウム電解液の特許使用権を長期契約で供与されています。UETが開発した次世代バナジウム電池は、現状の蓄電技術の中でも「長時間放電が可能」「大容量化が容易」「寿命が長い」といった特徴があり、電解液のエネルギー密度を大幅に高めることでこれまでの技術では弱点とされていたバナジウム電池の「省スペース化」に成功しています。

 UETには、その技術力に着目した中国(大連)のバナジウム総合メーカーが設立時から出資しており、今般の事業拡大に向けた増資によりオリックスも資本参加します。UETは、今後米国市場での拡販を図るとともに、将来的には出資者とのパートナーシップのもと、中国や日本での事業展開も視野に入れています。

 米国では、政府の推進による再生可能エネルギー発電の拡大に伴い、天候などに左右されやすい電力の供給を安定させる大型蓄電池の導入が進んでいます。また、ピーク時の電力使用量に従って追加課金されるデマンドチャージ(*1)を抑制するために、商業ビルなどの大規模電力需要者が大型蓄電池を活用して、電力料金を低減させる動きも活発化しています。これらを背景に、米国の大型蓄電池市場は2019年には1,000百万米ドルを超え、2014年比で8倍程度にまで拡大すると予測されています(*2)。

 オリックスは、日本国内での再生可能エネルギーによる発電や電力小売事業などに加えて、海外においても、フィリピンのエネルギー事業会社への出資やアジア開発銀行およびロベコとの投資ファンドの設立など、エネルギー事業の拡大を図っています。
 今後も、国内外における有望なエネルギー市場において、投資を促進してまいります。

■UET概要 
会社名 :UniEnergy Technologies LLC
所在地 :4333 Harbour Pointe Blvd SW, Suite A, Mukilteo, WA 98275
代表者 :Zhenguo (Gary) Yang(社長兼CEO)
設立 :2012年3月
事業内容 :次世代バナジウム電解液による大型蓄電池(レドックスフローバッテリー)の研究開発・製造販売
ホームページ :http://www.uetechnologies.com/ 新しいウィンドウで開きます。

■大型次世代バナジウム蓄電池の導入事例 
・米国ワシントンに本社を置くAvista社(エネルギープロバイダー)向けの取組
・2015年4月、Avista社が運営する変電所に蓄電システムを導入
・電力負荷平準化及び電力系統安定化のために活用
・出力は1MW、容量は3.2MWh 

*1:米国の電気料金制度でピーク需要に対して付加的な料金を加算される仕組み。電気料金合計の30-70%を占めるため、削減ニーズが高い。
*2:出典:GTM Research社「U.S. Energy Storage Monitor / May 2015」


<本件に関するお問い合わせ先>

オリックス株式会社 グループ広報部 藤井・堀井 TEL : 03-3435-3167

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