ニュースリリース

「1stホールディングス」に対する公開買付け開始に伴う
モノリスホールディングスへの出資について

2013年04月05日

オリックス株式会社

 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮、以下「オリックス」)は、このたび、独立系ソフトウェアベンダーの1stホールディングス株式会社(東証二部:3644、本社:東京都渋谷区、以下「1stホールディングス」)の社長である内野 弘幸氏(以下「内野氏」)が、自らが代表を務めるモノリスホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、以下「公開買付者」)を通じて、1stホールディングスの普通株式および新株予約権を対象とする株式公開買付け(以下「本公開買付け」)を実施し、マネジメント・バイアウト(MBO)を行う取引に関して、公開買付者に対して出資を行うことを決定しましたのでお知らせします。 

 公開買付者は、本公開買付けを通じた1stホールディングスの普通株式および新株予約権の全ての取得および保有等を目的として設立された特別目的会社であり、現時点において対象会社の代表取締役である内野氏がその発行済株式の全てを所有しています。

 1stホールディングスは、2004年3月にMBOにより翼システム株式会社から独立し、現在は、帳票開発支援ソフトおよびビジネスインテリジェンスを主力とした業務用ソフトウェアの設計・開発・保守事業を展開しています。主力製品である帳票開発支援ソフト「SVF」シリーズは、デファクトスタンダード(業界標準と認知された製品)として高い知名度を有しており、業界トップの市場シェア約45%を誇ります。近年は、クラウド・ビッグデータ時代に対応した新製品・新サービスの提供に注力しており、今後もさらなる成長を見込んでいます。

 本公開買付けは、大幅に変化しようとしている経営環境下で1stホールディングスの競争優位性を維持し、将来にわたって安定的かつ持続的に企業価値を向上させるための施策を迅速かつ果断に実行するために同社を非公開化することを目的としたMBOであり、内野氏は非公開化後も継続して同社の経営にあたることを予定しています。オリックスは、本公開買付け成立後、本公開買付けに係る決済等に要する資金を提供するために、オリックスおよびその子会社を組合員とするOPI2002投資事業組合(以下「オリックス投資事業組合」)を通じて公開買付者の普通株式および無議決権株式を引き受けます。

 オリックスは、本MBOの目的を内野氏と共有しており、今回の出資を決定しました。
今後も、内野氏を中心とした現経営陣や従業員の皆さまが行う中長期的な競争力・機動力の強化を目的とした事業構造の再構築や高度な経営体制の確立など、1stホールディングスの企業価値の向上に向けた施策の実行を支援してまいる所存です。

(ご参考)
■本公開買付けの概要
(1)公開買付者の概要
名称 モノリスホールディングス株式会社
代表取締役 内野 弘幸
所在地 東京都千代田区丸の内一丁目11番1号
(2)対象会社の概要
名称 1stホールディングス株式会社
代表取締役社長 内野 弘幸
所在地 東京都渋谷区円山町28番5号
設立 1972年4月11日
資本金 1億3,312万4,905円
事業内容 ソフトウェア事業、セキュリティサービス事業、保守事業
ホームページ http://www.1st-hd.com/新しいウィンドウで開きます。

(3)買付けを行う株券等の種類
普通株式および新株予約権

(4)買付け期間
2013年 4月8日から2013年 5月22日まで(30営業日)

(5)買付け価格
・普通株式1株につき880円
・第1回B種新株予約権1個につき804円
・第1回D種新株予約権1個につき1円
・第1回E種新株予約権1個につき1円
・第2回新株予約権1個につき1円
・第3回新株予約権1個につき1円
・第4回新株予約権1個につき1円

(6)買付け予定数
31,787,972株
応募株券等の総数が21,700,644株に満たない場合は、応募株券等の全部の買付けを行いません。応募株券等の総数が21,700,644株以上の場合は、応募株券等の全部の買付けを行います。

(7)公開買付代理人
大和証券株式会社

(8) 買付けに要する資金
本公開買付けが成立した場合、公開買付者は株式会社みずほ銀行からの借り入れを行うとともに、内野氏およびオリックス投資事業組合が出資を行う予定です。オリックス投資事業組合は、総額2億3,500万円を上限とした公開買付者の普通株式および総額115億2,000万円を上限とした公開買付者の無議決権株式の引き受けを予定しています。

 

お問い合わせ先

<本件に関するお問い合わせ先>

グループ広報部 渋谷・柴田 TEL : 03-5419-5102
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