OGM『GOLF de ECOプロジェクト』
～3ヵ年でCO2削減100万Kg、刈芝堆肥化50％を計画～
計画目標値を達成

　オリックス･ゴルフ･マネジメント合同会社（本社：東京都目黒区、社長：小池 正昭、以下「OGM」）は、環境負荷の少ないゴルフ場運営を目指す『GOLF de ECOプロジェクト』の計画目標を達成しましたのでお知らせします。

　OGMが推進する『GOLF de ECOプロジェクト』は、低炭素社会・循環型社会への貢献を目指し、2010年4月から2013年3月までの3年間で、
　① 排出するCO₂を2008年度比100万kg-CO₂削減する
　② 刈芝や食品廃棄物を50％以上堆肥化する
を目標にスタートしました。
　CO₂排出量の削減については、2010年度（2010年4月から2011年3月）に環境省の補助金を受け、OGMが運営する3施設で空調・給湯・照明設備の更新や太陽光発電システムの導入を行い、42.6万kg-CO2を削減しています^（※1）。2年目となる2011年度は、3施設で空調・給湯・照明設備やナイター設備の更新などを実施し、93.3万kg-CO2と大幅に削減することができました。これにより2年間の削減量累計が135.9万kg-CO2^（※2）となり、3ヵ年での削減計画目標である100万kg-CO2を達成する結果となりました。

※1：2010年度の取組詳細についてはこちらをご参照ください。http://www.orix-golf.jp/pdf/news110725.pdf[409KB]
※2：135.9万Kg-CO₂は、標準的な1世帯が1年間に排出するCO₂の約200軒分に相当(林野庁HPより)

　また、堆肥化についても、取組ゴルフ場の増加や、処理能力の向上などにより54.3％となり、3ヵ年の堆肥化率計画目標50％を達成しました。

　なお、2011年度の主な実施内容および最終年度となる2012年度に実施予定の施策は次のとおりです。

●2011年度（2011年4月から2012年3月）の主な実績
(1）CO₂排出量削減の施策
①「富士OGMゴルフクラブ小野コース」省エネルギー対策
2011年5月、国土交通省の補助金（「平成22年度建築物省エネ改修緊急支援事業」）を受け、空調設備の更新（冷温水機の更新）および給湯設備の更新（ヒートポンプ給湯器新設）を実施しました。これによる年間のCO₂排出削減量は約24万kg-CO₂となります。

②「三木セブンハンドレッド倶楽部」ナイター設備更新
2011年5月、ナイター設備の熱源燃料を重油から電力に更新しました。これによるCO₂排出削減量は約63万kg-CO₂となります。

③「富士OGMゴルフクラブ市原コース」LED照明導入他
東日本大震災の影響で大口契約施設が節電要請を受けたこともあり、約1,800個の照明設備をLED化しました。これによるCO₂排出削減量は約6万kg-CO₂となります。

（2）堆肥化の推進
ゴルフ場から採取した刈芝の堆肥化は、既存取組施設での処理能力の向上や取組施設数の増加などが寄与し、2011年度の目標38.5％に対して54.3％の実績となりました。これにより3ヵ年目標50.0％を達成しました。

●2012年度（2012年4月から2013年3月）に実施する取り組み
・最終年度となる今年度も諸施策を実施する予定です。
・CO₂排出量の削減については、主にクラブハウスなど、施設の照明のLED化を進めていきます。既に4施設での導入が決定しており、約2,300台をLED化することで照明電力量は約35％、CO₂排出量は8万～9万kg-CO₂の削減を見込んでいます。また、このほかにもLED化や空調機の改修などを計画しています。
・堆肥化については、計画目標を60％に引き上げます。現在27施設にて取り組んでいますが、既存の取組施設における処理能力をさらに向上させ、また、取組施設を新らに増やすことで推進していく予定です。

　OGMは、今後とも、｢先進｣「安定」「満足」の企業理念のもと、「 1日を、大切にするゴルフ場へ。」をサービスブランドに掲げ、さらなるサービス向上に努め、ゴルファーの皆さまから、より一層愛されるゴルフ場を目指してまいります。

●参考資料

【OGM運営43施設（ゴルフ場40ヵ所・練習場2ヵ所・インドアスクール1ヵ所）】

【OGMサービスブランド】