空調設備のフロン回収・再生取組を展開
～資源の循環利用により、CO₂排出量を削減し環境負荷低減に貢献～

　オリックス環境株式会社（本社：東京都港区、社長：山下 英峰）は、このたび、全国のネットワーク企業と協業し、空調設備のフロン回収・再生取組を展開しますので、お知らせします。

　当社は、全国の収集運搬会社や中間処理会社、リユース会社など1,000社を超えるネットワークを活用し、お客さまの不要物を回収しリユース、リサイクル、適正処理をワンストップで提供しています。本サービスでは、オフィスビルなどのリニューアル工事において空調設備を廃棄する際、冷媒として用いられているフロンを機器ごと回収し、フロンの再生処理から機器の廃棄処分まで一気通貫で対応します。フロンは不純物を取り除くことで循環利用します。

　フロンは空調設備の冷媒として用いられており、空気中の熱を効率的に運ぶ役割を担っています。二酸化炭素と比べ、非常に大きな温室効果をもつため、地球温暖化の対策上、代替フロンを含むフロン類の排出抑制が喫緊の課題になっています。フロンを再生処理することで、フロンの新規製造量および製造に係るCO₂排出量を削減するとともに、循環利用による環境負荷低減に貢献します。

　第1弾の取り組みとして、日本生命保険相互会社（本社：大阪府大阪市、社長：清水 博）が保有する博多駅前第二ビルの冷媒フロンを引き取り、再生処理しました。CO₂の排出量削減効果^※は約86%になります。

　今後もオリックス環境は、お客さまにリユース、リサイクル、適正処理におけるソリューションを提供し、環境への負荷を低減するサーキュラーエコノミーを実現してまいります。

※ 再生処理時のCO₂排出量と、破壊処理時および同量のフロン製造時のCO₂排出量を比較。