ビジネスを知る

竹村 成史

リスクコンサルティング部
部長

リスクコンサルティングサービスとは

―リスクコンサルティング部が提供するサービスとはどのようなものでしょうか?
企業がクルマを使うにはいろいろなリスクが伴います。個人でクルマに乗っていても事故などがつきものですが、企業の営業車で事故が発生すると、それはドライバーだけではなく会社全体の責任になります。一旦、事故が発生すると事故処理には膨大な時間が掛かり、貴重な労働力を費やすことになります。また、民事上、刑事上の責任も問われます。
当社のリスクコンサルティングサービスは、「コストリスク」、「アクシデントリスク」に対応するだけでなく、コンプライアンスにおける「リーガルリスク」までもトータルに課題解決するサービスが特徴です。クルマは営業活動における大事な移動手段ではありますが、一歩間違えると企業ブランドを失墜し社会の信用を失うリスクをはらんでいます。それらのリスクを排除し、お客さまに安心してクルマをご利用いただけるように、さまざまな面からリスク低減の提案をすることがリスクコンサルティング部のサービスです。
―リスクコンサルティングサービスへの引き合いは年々増えている状況ですか?
今は、SNSやメディアが発達していますので、企業がクルマを使用する上で、事故や危険運転が発生すれば、すぐにインターネット上にそれらの記事が載る可能性があります。情報が一斉に拡散した場合に、企業が有名であるほどマスコミに取り上げられる可能性も高くなりますので、リスクは非常に大きなものとなります。そのため、情報インフラの発達に比例して、リスクへの対処が非常に難しくなっている現状があります。
このような状況から、事故発生リスクへの対応に加えて、コンプライアンスに関するコンサルティングサービスへの引き合いも年々多くなっています。また、CO2の排出量の削減や省エネルギーといった環境に配慮したサービスへのニーズも増えています。
当社は、コンプライアンス・環境・安全と総合的にリスクマネジメントサービスが提供できることが一番の強みだと考えています。

今後のビジネスの展望について

―オリックス自動車のリスクコンサルティングサービスは、どのような進化をしていくのでしょうか?
オリックス自動車が「リスクコンサルティングサービス」に本格的に取り組み始めた25年前には、リスクコンサルティングサービスの専門部署を設置していた会社は他になく、企業が自動車を使用する上での、リスクマネジメントのパイオニアとして、常に時代を先取りしてきたと考えています。当初は5名程度の小さなプロジェクトチームでしたが、今では50名を超える部署にまで大きく成長しています。
現在、当社の運行管理システムである「e-テレマ」をご利用していただいているお客さまが1,900社、車両台数にすると約13万台あります。この13万台の走行データを活用した新たなサービスも検討しています。
また、自動車の任意保険では、テレマティクスを活用した保険が少しずつ話題になっています。実際に法人向けの保険について、オリックス自動車のテレマティクスサービス「e-テレマ」を全台導入すると自動的に保険料が約5%割引になる自動車保険が商品化されています。世界的に見て、日本は保険の等級制度が非常に整っているので、現在の保険料に大きな割引を適用するには、課題も多くあります。その課題をどう解決していくのかがこれからの目標です。

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